Skip to content

水底で恋する夢を見て・あとがき1

Posted in ARCHIVE

「文章」という小カテゴリを作ったのに、全然つぶやいてませんでした。
そういうわけで、やっとのことで一発目、呟こうと思います。

このカテゴリに関しては本当にもにゃの「ひとりごと」です。
「こいつ書いてるときそんなこと考えてんだな~」
って読み流し&暇つぶしにしてもらえれば嬉しいです。

最初は2018年1月14日のCaligulaプチオンリー発行、「水底で恋する夢を見て」のあとがき的なものです。
お付き合いいただける方は続きからどうぞ。

2018年1月14日開催のCaligulaプチオンリー、
「MOBIUS GO HOME!!」に合わせて発行したものです。
鍵介×主人公、ページ数は110ページ。
毎回のことながら長々しい……

本文は、太字の部分と普通の字(明朝体)の部分に分かれています。

太字部分=白夜の回想と独白。
普通の字部分=基本的に鍵介視点の、本編進行シーン。

として書いてます。
こういう構成にした理由は、「文学少女シリーズ」を初めとする野村先生の手法が好きで、それに倣ったというのがひとつ。
もうひとつは、読者もまだ知り得ない情報をチラ見せすることで、先が気になるように……という願望がひとつ。
そうなってるかどうかは……なってるといいなぁ、というところ。

次から各章ごとにあとがきしていきます。

* * *

冒頭の独白。
短いのも出来てしまったので、結局太字部分は章分けせず、タイトルもつけませんでした。
これだけ「むかしむかし」で始まるのは、まあ定番だし、入り込みやすいかな、というのが一つ。
もう一つが、このお話自体が「人魚姫」をなぞってる(なぞりたい)ので、その暗喩をしたかったのです。
内容的には白夜の両親についての回想です。

* * *

一章「ファーストインプレッション」

本編開始です。
時系列としては、カギP戦後、パピコの探索を始めた辺りです。
元になった話はPixivでも公開した「ファーストインプレッション」
戦闘シーンなどを大幅に加筆した以外は、ほとんど話の流れも同じです。
また、この章はPixivのサンプルにて全文を公開しています。

加筆した、鍵介がアリアにキレ散らかすシーンと、白夜に説教するシーンがお気に入りです。
鍵介に砕けた言葉遣いさせたり、乱暴な敬語使わせたりするの凄い好き。
「『ちょっとファンだった人がプライベートで思ってたのと違う。ショック』って、お前は多感な年頃の女子かぁっ!」
……をどうしても言わせたかった。
前半の妄想セリフ(?)はSYOUTA・AOIのちょい媚び可愛い演技力で言ってほしい。

説教シーンについては、もう完全に鍵介の後ろで「そうだそうだ! イメージの押し付けは良くないぞ!」と白夜に言ってる感じです(笑)
一番最初、白夜にとってのカギPは、憧れのアイドルみたいなものです。
それをここで一度「カギP=鍵介=後輩の男の子」に戻す章ですね。

* * *

二章「憧れの形をした空白」

時系列は一章の直後。
元になった話はTwitterで公開した「届かない距離」です。
NPCの猫をこっそり世話する白夜と、それを見つけてしまう鍵介の話です。

タイトルは好きな小説に出てくる描写の一節をもじったもの。
(元になった方の描写は「喪失の形をした虚」だったか)
この言い回しが本当に好きで、自覚・無自覚問わず、読んだ小説の描写や単語は絶対入ってます。

「憧れの形をした空白」はNPCのことをイメージしています。
こうだったらいいとか、こうだったらよかったとか、そういう憧れを具現化したもの。

鍵介が白夜についての基本情報について知る章です。
今回の話は読者の視点=鍵介の視点がほとんどなので、読者に対して白夜の説明をしている章でもあります。
大人しく生真面目。超ド級の世間知らず。
そんな白夜の性格を感じ取って頂ければ嬉しいです。

また、猫(NPC)を通してメビウスへの未練を見せる白夜に、鍵介が違和感を感じます。
そして、ある可能性について思い当たります。

二章は、一章で対等になった状態から、お互い興味を持つ流れに傾けたい章です。
三章と合わせて大きく流れを作るための前準備だったのですが、凄い難産でした。
最初は図書館デートしてたり、罪滅ぼしのシーンガッツリ入れようとしてたりしてましたね。
最終的に、冗長になりそうだったのでカットしました。

* * *

さて、今回は一区切り。
全部で八章あるので、二章ずつ語ってたらいつか終わるかな?
案外あとがきすることって無いものですね……

また日記のネタが無くなったら続きを書いていこうかと思います。
宜しくお願いします。