小鳥遊 和詩(たかなし・かずし)
男主人公・高校2年生
イメージフラワー:ヒヤシンス(ゲーム・遊び・競技・勝負)
琵琶主用主人公。通称ゲーマー部長。
筋金入りのゲーム好きで、ボードゲームから電源ゲームまで、『勝敗が付くもの』ならとにかくなんにでも精通している少年。
ことあるごとにゲームの話を持ち出し判断材料に使うため、緊張感に欠ける印象を受ける。
いつも部室でチェスなどのボードゲーム、でなければゲーセンで対戦ゲームに興じているようだ。
いわく『こうみえて、現実では結構有名なプレイヤーなんだぞ』とのこと。
対戦相手がいない場合でもひとりで黙々と感想戦などに打ち込んでいるようだが、そうしているときは時折ひどくつらそうな表情を見せる。
普段はいたって温厚な人柄なのだが、ゲームでの敗北に納得がいかない・試合を邪魔されるなどすると人が変わったように暴力的になることがある。
またそうした衝動的な行動をとってしまうことに、本人自身もひどく戸惑っているようだ。
*表層トラウマ:ゲーム依存症(ノーゲーム・ノーライフ)
*緩和条件:ゲーム対戦に付き合いつつ、依存症の改善に協力する
踏み込みますか?
本当に踏み込みますか?
*深層トラウマ:衝動制御障害(パブリックエネミー)
身の回りで起こる理不尽を飲み込むことができず、衝動を抑えることができない。
特に暴力衝動として現れることが多く、頻繁に対人トラブルを引き起こしてしまう。
*正体:
過去に暴力事件を起こしたことがある人間。
衝動の赴くまま生きていきたいという欲望と、人間社会に溶け込み安穏とした平和を手に入れたいという羨望の間で揺れる、人の形をした怪物。
理不尽を飲み込むことができず、納得がいかないことに対しては暴力衝動を発揮してしまう少年。
幼いころに友人におもちゃを壊されたことで過剰な暴力行為に出てしまい、衝動制御障害が発覚。
理不尽にさらされない限りは発現しないため、周囲からは突然人格が変わったように見えてしまう。
しかしその後、対戦ゲームでのストレス発散を提案され、それが功を奏し症状が緩和。
再び人間社会へ溶け込めるようになり無事に社会復帰を果たす。
またその集中力と勝利への貪欲さでもって、トッププレイヤーとしての地位を築き上げる。
代償としてゲーム依存症を発症したもののおおよそ充実した生活を送り、念願の世界大会出場権を手にした。
だが渡米の準備を進めていた際、会社の理解を得ることができず、最終的に準優勝の選手へと切符を譲ることになる。
そしてそのことに納得できず、再び暴力衝動を発揮・傷害事件を起こしてしまった過去を持つ。
事件は示談が成立し明るみには出なかったが、それ以来『やはり自分は人間社会に溶け込むことができない怪物なのだ』という絶望に囚われるようになり、ゲームに没頭しても過去の過ちと自分の本性の恐ろしさに怯えることしかできなくなってしまった。
しかし、すでに生活の一部なってしまったそれを手放すことも、もう彼にはできなくなっている。
*緩和条件:彼の衝動を肯定できる同胞に出会う
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