カリギュラ2クリアしました。
とりあえず感想を書こうと思って……
でも、カリギュラ2の感想というより、カリギュラシリーズ通しての色々な感想みたいになりました。
凄い長いので、お時間と興味がある方だけどうぞ。
先に言っておくと、書いてる人はカリギュラシリーズ全肯定bot(人間)みたいな人なので、その辺よろしくお願いします。
あとレビューじゃなくて100%「感想」です。
なんか色々本当に書きたいことがあるんですけど、まず初めに「ありがとう」って言葉が出てきますね。
初代カリギュラ(Vitaのやつ)はインターネットサーフィンしてて広告を見つけて、「これ面白そう」って言われて予約しました。
「理想を壊して現実に帰る」ってキャッチフレーズと世界観が本当に面白そうで、ほぼ即決だった記憶があります。
VOCALOIDも好きで、初代のコンポーザーさんたちもみんな好きだったので、というのも理由の一つです。
初代カリギュラにけっこうがっつりハマって遊び、ODが発表されてさらに喜びました。
ODの発売前、アニメとODの告知の生放送の予告があったとき、本当は有給取ってソワソワしたかった。
放送、確か夜からだったけどね。仕事終わってから見ろ。
いやソワソワしすぎて仕事する精神状態じゃなかったんよ。わかって。
結局有給は取れなくてキッチリ仕事しましたけどね。
ニンゲン、偉くないですか。褒めてくれていいんですよμちゃんキィちゃん。
アニメも毎週リアルタイムで見て、翌日ちょっと眠いながらも仕事するの幸せでした。
そしてODも発売して、これまたがっつりやってハマって。
色んなイベントを開催してくださって、それにも、出来る範囲で楽しませて頂きました。
結構昔からゲーマーだったんですけど、こんなにイベント行って、リアルタイムで盛り上がって、ってなるのは人生で初めてでした。
私はわりとブームが過ぎてからハマるんですよね、いろんなゲーム。
だから、ハマった時にはめぼしいイベントはもう終わってるし、グッズももう売り切れだったりすることも多くて。
そう言う意味でも、カリギュラシリーズのお陰で初体験の幸せをたくさん頂きました。
本当に、素敵なゲームとそれに付随するたくさんの幸せを生み出してくださり、ありがとうございます。
ゲーマーにとって、そういうゲームっていくつかあると思うんですが。
カリギュラシリーズは間違いなく、死ぬまで私の心に残るゲームになりました。
ODが発売されてひと段落した後、すごくうれしいと同時に、ちょっと寂しかったです。
もうカリギュラシリーズはこれでおしまいかなあ、寂しいけど、でも十分楽しませてもらったよね。なんて話していた気がします。
長いこと(たぶんそれなりに長く)ゲーマーをやっていると、色々なことがあります。
ハマりこんだゲームの世間的評価があまりよくなくて、そもそも続きが出ない。
なんだかよくわからない事情で、アップデートが来ない。
続編ありますよ、構想ありますよ、って物凄く書いてるのに、続編が(やっぱり)色々あって開発中止。
アプリだったら、突然のサービス終了。
そのほかいろいろ。
全部悲しいです。でもしょうがない。誰を責めることもできん。
でもだからこそ、私は「続きが出る」ってこと、「続く」ってこと、それ自体に「ありがとう」って言いたいです。
本当にありがとうございます。OD出してくれて。アニメやってくれて。
ありがとうカリギュラ!!!!
カリギュラ2?????(2021.2.17)
前置きが長い。お待たせしました。
カリギュラ2、あったらいいなーハハハ絶対買うわぁ!
って余裕ぶっこいてたんですけど、本当に来てくれてありがとう。
先述のような気持ちだったので、なんでしょう、もう「出てくれるって事実だけで100点」みたいな気持ちでした。
初代カリギュラの時点で「世界観ですでに100点だからあとは加点」みたいなこと言ってましたけどそんな感じ。
もちろん即予約して6月24日を待ちました。今度は有給も取りました。
怠惰なニンゲンを許してくれよなμちゃんキィちゃん。
それまではトレーラーを見てソワソワしていました。
トレーラーめちゃくちゃ好きです。初代の時からずっと思ってたけど。
トレーラー作るの上手ねカリギュラシリーズ。何回でも見れる。
そしてカリギュラ2、満を持して発売。
朝から作り置きビーフシチューを作って待機する私。これで今日はカリギュラデー。
総括として、カリギュラ2、本当に、めちゃくちゃよかった!
ありがとうカリギュラ2、本当にありがとう。
そんでごめんなさい、「出てくれるだけで100点」とか言ってナメた口聞きました。
間違いなく本当にいいゲーム。ちょっとでも興味ある人はやってほしいです。
私は1もODもやってなくても、2から始めてもいいと思いました。
興味があるからこそ1からやる!って人は是非。
2からやっていいかなあ……って人も是非。
私は1からずっとやってきた人間なので、2からやれる人、ちょっと羨ましいです。
どんな風に感じるんだろう。すごく楽しそう。
ゲームやった人の数だけ感想と評価がきっとあると思います。
んで、それぞれ胸に抱いた感想と評価を大事にしてほしい。
なのでこれはあくまで「私の感想」なのですが、私は本当にカリギュラ2、いいゲームだった! って思いました。
まずシナリオ。本当に本当に好きです。
ジュブナイル感が増したというか、学園生活がよりリアルになって、純粋に楽しめた。
学園祭とかもあったし、同じクラス~とかの話題も自然に出てきて、学校を舞台にしてる意義を感じました。
前作からそうですが、カリギュラのキャラクターは見た目は学生ですが、中身もそうとは限らない。
キャラエピが進んで中身がチラチラ見え始めると、ジュブナイルの描写がぐっと面白くなるんですよ。
「このキャラ、こんなふうに楽しんでるけど、現実は……」ってふと思ってね。
ジュブナイル(青春物語)ですけど、青春を生きている若者だけの話ではないんですよね。
子供だけの物語じゃない。
だから、プレイヤーが子供(若者)でなくても共感できる。
キャラクターの「本当」が若者でなくても、若者の隣でその世代のリアルな悩みを描写出来る。
それがもう私は楽しかった。
また、人の合流や話の流れがスムーズかつ違和感がないところもよかった。
ご都合展開が減ったと言えばいいのか……話に入り込めました。
帰宅部には帰宅部の、チームとして、そして個人としての事情と思想があって動いてる。
楽士側には楽士側の、チームとして、そして個人としての事情と思想があって動いてる。
きっと初代からそうだったんだと思うんですけど、2はそれがプレイヤー(私)にすごくよく伝わってきた。
みんなそれぞれ、自分の人生を生きてんだなって思えました。
あと、楽士も倒したら終わりじゃなくて、上記の通り個人の事情と思想があるから、ずっとそれに従って動き続ける。
ずっとリドゥで続いている物語に、自分がしたいように関わり続ける。それが好きです。
楽士の登場や決着の仕方も毎回趣向が凝らされていて、単調でなく、「次はどんな章だろう!」って楽しみでした。
そんな感じでワクワクしてたら、途中で情緒が脇腹刺されましたけどね。
そうですねこれカリギュラなので、そういうことはあるわ。
予測してたのに回避しなかった私が悪い。
心配するな、致命傷だが訓練されたオタクはすぐ起き上がる。
六章周りの、つまり前作とのつながりが一番大きな部分について。
カリギュラ全肯定botなのもあるんですけど、あれって必要なことだったから、あの展開でよかったと思います。
そして、五年越しにプレイヤーがあれを選べるようにしてくれて、ありがとうございます。
君を壊して地獄へ帰るか、それとも、まだここで君の奥まで見ようとするのか。
キャラエピ関連。
まじでどれもよかった。どれが、とかいうものでもない。
キャラエピと言う意味では帰宅部それぞれの「現実」、どれも「地獄」なんですよ。
他の人から見たら「そんなん地獄じゃないよ」って言っても関係ない、人の数だけ地獄はあるんですよ。
そうだろ鍵介(突然の響鍵介)。
これはTwitterでも書いたことなんですけど。
「私はあなたの思ってるような私じゃないかも知れないけど、それでも友達でいてくれる?」
っていう問いかけがゲームのラスト辺りに出てくるのが、カリギュラの好きなところなんです。
今までやったゲームとか見たアニメだと、仲間になる時のイベントで過去話までやることが多いと思います。
まあ、初期からいる先輩キャラとかだと、後々に過去話やったりすることもあるけど。
でもカリギュラは、なんか色々匂わせながらも、最初は「人の事情を詮索するのはよくないよ」って正論にドア閉められる。それがいい。
初対面では普通、自分の過去(特に人には言えないような)なんか他人には話さないですよ。
最後の最後に「こんなこと今更話して何になるんだろ、自分がこの人に受け入れられたいだけだよな、それくらいこの人のこと好きだな」って思って打ち明けてくれる。
そのリアルさが私は刺さったところです。
告白っていうのは多かれ少なかれ許しを乞うことだってどこかで読みました。
「あなたを愛してしまった」も、
「あなたを悩ませてしまっても、あなたに聞いて欲しかった」も、
「あなたは無関係なのに、あなたに聞かせてしまった」も、
後にくっつけるなら「許してください」という言葉なんだなあと……
それを考えたら、ラストのキィちゃんのセリフがますます刺さって……
初代ではさほど語られず、ODで語られた楽士の「地獄」について。
これも、2はかなりわかりやすくメインストーリーで描写してくれていました。
これもどれもよかった。どれが、というものではない。
で、各人が帰宅部と向き合うことで「地獄」について考えたり、考えなかったり。
考えて帰宅部側に傾く人、傾かない人、そもそも断絶気味の人。
気持ちが変わる人、変わらない人。
色々いて、群像劇って感じがすごくして、それもまたよかった。
ラストらへんとか、「映画みたい」ってずっと思ってました。
そしてラスト。
もうね、ああこれは初代やODとは全く違う話なんだ、って思いました。
いや全く違う、というか、地続きではあるんですよ間違いなく。
でも全然違う話だなって。だから2からやってもいいんだって。
あんなラスボス他のゲームで見たことあります?
私はないです。
ゲーマーとは名ばかりの偏りのあるゲーマーだからかもしれませんが、私は生まれて初めて見た、あんなラスボスを。
リグレットと対峙してラストバトルへ挑むまでの間、ずっと「またこれ死ぬまで心に居座られるゲームだな」って考えてました。
心の中の席、カリギュラとカリギュラ2で二つも埋まってる。
シリーズだからどうにか二つで一席になりませんか?
ならないんですよねこれが……まとまらないんですわ……別の話だからこれ……
そんでもうキィちゃん、女神よ。
本当にキィちゃん成長して、うるっと来てしまった。
カリギュラ2、キィちゃんずっと一緒にいたじゃないですか。
アリアもずっと一緒だったんですけど、今回は一緒に歌って助けてくれたりしたし。
キャラエピも、それぞれの物語でありながら、キィちゃんの成長物語でもあったと思うんですよ。
だからこそ、キィちゃんと帰宅部の仲間意識が強く感じられて。
また、さっきのキャラエピのところでも言ったように、キィちゃんのリグレットへのセリフが……
全て聞いて、全て受け入れて、その上で「こら」って言ってくれて、最後は「許すよ」って言ってくれる。
キィちゃん……キィちゃん生まれてきてくれてありがとう……
現実に帰れるよ!ってなったとき、もうね、とても名残惜しく感じました。
このゲーム終わってしまうん? 嘘やん……
また会いたい、って帰宅部たちが言うところ、「ほんまにな……」って思いました。
いや……もう本当に長くてすいませんでした。
まだまだ言いたいことがいっぱいあるはずなのですが、とりあえず急場は凌いだようなので、一度ここで筆を置こうと思います。
細かいところだとWIREめっちゃ良くなってる&よかったとかそう言う話とか。
因果系譜すげーよコンプ頑張るとか。
また思いついたらツイッターとかに呟くと思います。
本当にカリギュラシリーズを生み出してくださってありがとうございます。
これからも楽しみ続けると思います。応援すると思います。
そしてまた、どんな形でも「続き」がもし遊べるなら、楽しめるなら、と夢を見ていたいと思います。
夢を見ながら、また仕事頑張るかな。
だから、また続報とかあったら、定時で帰らせてくださいね。
私帰宅部なので。