やっと書き始めました。遅いわ!
本当は画像付きで書いたほうがわかりやすくて面白いんだろうなとは思いますが、
すみません、
感動しすぎてスクショどころじゃなかった。
というのが本音です。
本当にね、ネタバレ記事書いてるわけなんですけど、
興味のある方はぜひ自分の手でクリアしていただきたいと思ってしまいます。
それくらい、画面の向こうから訴えかけてくる力の強いゲームでした。
※ここより先にはUNDER TALEの深刻なネタバレを含みます。
クリア済もしくは「大丈夫!」という方のみ閲覧をお願いいたします。
・OP
舞台は「モンスター」と「ニンゲン」という2種類の種族が暮らしている世界。
この種族は昔に戦争をして、ニンゲンが勝利しました。
戦争に負けたモンスターは人間の手によって地下深くに追いやられ、
それ以来ニンゲンは地上で、モンスターは地下で暮らすようになったようです。
それから月日が経ち、ひとりのニンゲンが山へ向かう描写が。
そこはモンスターのいる地下世界への入り口のようなのですが、
ニンゲンはツタに足をとられ地下世界へ落下してしまいました。
進めていくとわかるんですが
このOPの伏線がマジでやばい。
あとね、すごく懐かしい感じのドット絵とBGMで、スーファミ世代の私の完成にドストライクでした。
・チュートリアル
「(地下世界に)落ちてしまったニンゲンに名前を付けてください」
みたいなメッセージとともに、RPGお約束の名前入力画面。
ここは普通に「きりぅ」にしました。
ここも進めていくとわかるんですが、
この名前入力画面の伏線がマジでや(ry
ここは賛否両論だと思いますが、
私は個人的に自分の名前を付けて本当に良かったと思いました。
逆に、自分の名前を付けたらダメージが…っていう人もいるかもしれません。
耳に痛い話がほんとに好きなんですよ…Mと呼んでくれても構わない。
地下世界に落ちてきた主人公。
そこで彼?彼女?はしゃべる金色の花「フラウィ」と出会います。
フラウィは戦闘のチュートリアルをしてくれるようで、
ここで戦闘画面へ切り替わります。
コマンド画面が表示され、フラウィは「LvはLOVEの略だよ」と教えてくれます。
そして相手からLOVEのパワーを受け取ることでLvが上昇し、強くなれるというような説明が入ります。
私はもう生まれたてのヒヨコのように「ほうほうそうなのか!」とうなづいておりました。
「僕のLOVEを分けてあげるから受け取ってね!」みたいな感じのことを言って、
白いエフェクトを降り注がせるフラウィ。言われた通りエフェクトに触れると、
鈍い音とともにHPが1に。
「バカめ!この世界では殺すか殺されるかなんだよ!」
エエエェェェェ(;;;´Д`)ェェェェエエエ
もうね、ここで私ものすごく感動しました。
いや、理不尽さももちろん感じましたよ。
でもそれ以上に
やべぇ、このゲーム面白ェ!!!
と思いました。
「チュートリアルでの説明はすべて真実である」とか、
「チュートリアルをしてくれるキャラクターはみんな善良である」とか、
そういう無意識下にある自分の固定観念を壊されたって言えばいいのでしょうか。
そしてやられそうになる主人公。
そこで何者かが乱入し、すんでのところでフラウィの攻撃は阻止されます。
・遺跡
主人公を助けてくれたのはトリエルという名前のモンスターでした。
巷で「トリエルママ」と呼ばれているだけのことはあって、
フラウィに食らったダメージを回復してくれたりと、すごく優しくて親切なモンスターです。
ただ、
先ほどのチュートリアルのことがあるだけに信用しきれない悲しさ。
ほんとにね…よくできてると思います…。
でもトリエルさんは本当に良い人でした。
主人公のためにバタースコッチシナモンパイを焼いてくれたり。
(トリエルさん自身はカタツムリが好物みたいですが、
ニンゲンである主人公のために我慢してバタースコッチシナモンパイを作ってくれるのがまたいい)
本当のチュートリアルも改めてやってくれます。
モンスターと遭遇したら「たたかう」コマンドではなく「こうどう」コマンドを使って、
コミュニケーションをとり、うまく逃がしたり逃げたりしなさい。
トリエルはそう教えてくれます。
もちろん、プレイヤーは「たたかう」を選んでモンスターを倒すこともできます。
トリエルの教えを守る必要はかならずしもありません。
とてもやさしいトリエルですが、ここでゲームを進めようとすると
「ここからでたい」と彼女に訴えかけることになります。
するとトリエルはおもむろに地下へと姿を消し、後を追うと「今から遺跡の出口を壊します」といい出します。
主人公を外へ出さないためということらしいですが、
どうやら遺跡の外にはモンスターの町があり、国家があるようです。
そしてそこを治めている王「アズゴア」は、地下世界に落ちてきたニンゲンを見つけると必ず殺そうとするのだと。
つまり、トリエルが遺跡の出口を壊そうとしているのは主人公の身を守るため。
ママ……ほんと……いい人……(涙
そして、どうしてもここを通りたいというなら「私と戦って倒しなさい」とかいう。
そ、そんな……ってなってるうちに始まってしまう戦闘。
そして 神 B G M 。
通常戦闘でやべぇ神って思ってました。
でもやはりボス戦はそれを軽々と超えてくるんですよ。
頭おかしい(誉め言葉)
戦闘が始まってしまったからと言ってトリエルさんを殺す気なんてもちろんないわけで。
「たたかう」ではなく「こうどう」から会話を試みます。
でも、聞いてくれないんですよね。
戦うしかないようだ、みたいなメッセージが出る。それも何度も。
そしてきりぅ、トリエルさんにおもちゃのナイフで切りかかりました。
トリエルさんも一応攻撃はしてきます。
でもHP残り1になって、ああ負けるかな~って思ったら、
攻撃が勝手に主人公を避けていくようになって……
もう……もう辛すぎるよママ……
そうしてHPを0にして戦闘は終了。
「その強さがあれば外に出られるわ」みたいなことを言って消えてしまうトリエル。
遺跡の外に出ると、チュートリアルで主人公を騙したフラウィと再会します。
トリエルのことをやはり「バカだ」と罵るフラウィ。
この世界は殺すか殺されるかなのに、それを理解できていなかったから殺されてしまったと。
けれどもう、私にフラウィを怒る資格はないんだなと思いましたね。
そして「序章は終わった」と言わんばかりのタイトルコール。
ここでですよ。ここで。「UNDERTALE」(デーン)ってくるの。
トリエルとの戦いを終えるまでの流れ。これがアンダーテールの世界観だということでしょうか。
とにかくこの瞬間は「心細い」というのが正直な気持ちでした。
この物語は「主人公」に語りかけているんじゃない。
画面のこちら側にいる「私」に直接語り掛け、決断を迫っているんだってなんとなく感じました。
きっとこの先またしんどい決断をすることになったら、ダイレクトにつらくなるんだろうなと。
でもね、そういうのすごく好きなのでたまんないです。(親指を立てながら
長くなりすぎた……続きはまた次回!