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FGOストーリー覚え書き

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FGOストーリー、楽しんで進めてます。
 
なんかこう、何回も言っている気がしますが、面白いですね。
ちゃんとした話だ、というのが率直な感想です。
 
あまりソーシャルゲーム(というのでしょうか、携帯端末でやるゲームです)はしっかりやったことがないので、比較できないのですが。
今まで齧ったどのゲームのストーリーより、キャラクターと世界が「生きている」と思います。
 
ゲームでも漫画でも小説でも映画でもドラマでも。
それが現実ではない世界を描いたものである限り、出てくる世界もキャラクターも作り物です。
実際に生きているわけじゃない。まあそれは当たり前ですよね。
 
でも「生きていると錯覚させてくれるような」キャラクターと世界を描くことのできる人はいる。
なんだか、FGO(この場合は、シナリオを担当されている那須きのこさん?)にはそれを感じます。
 
一番目立つ場所でそれを見せてくれるのは、やっぱりメインヒロインであるマシュですね。
マシュの成長、苦悩、迷い、新しいものに出会った時の反応、そして、特異点毎に提示される課題に対する結論。
その一つ一つが、「彼女はこのFGOという世界観の中で息をしているのだな」と感じさせます。
 
そういう世界とキャラクターを描くことのできる作家さんを、私は本当に尊敬します。
 
架空の世界を描くって言うのは、本当に大変なことで。
でも、ぶっちゃけ架空の世界なんですから、作者の都合でどうとでも描ける面もあるんですよね。
 
キャラクターが気に入らなければ、何か理由をつけて退場させることもできるし。
途中でいい展開が思いついたから、と、急に今までのストーリーを路線変更することもできる。
可能か不可能かで言えば、可能です。
(それはもしかしたら、レア度の高いキャラクターの見せ場を多くする、とかかも知れません)
 
でも、そういうことをした世界とキャラクターは「息をしなくなる」と私は思うんです。
 
なんていうんでしょうかね、違和感がずっとついてまわる。
そして読者に「ああ、これは作者がこうしたかったから、キャラクターを動かしたんだな」と看破される。
脳内補完を強いてしまう、というか……
本来見えるべきではない、舞台の裏側が見えちゃう、みたいな感覚です。
 
FGOにはそんな違和感をあまり感じないんですよね。
だから夢中になれる。「面白い」って言える。
 
いいなあ、と思います。
そして烏滸がましい話ではありますが、私もこんな風に、「息をしている」世界とキャラクターを描くことが出来たらいいと思います。
 
第四特異点までをクリアして、だいぶFGOの世界が見えてきた気がします。
(きっとまだいくつも伏線があり、驚かされるんだと思いますが)
 
個人的に第四特異点は、推しキャラ的にも、専攻的にも大変おいしいストーリーでした!
アンデルセンめちゃくちゃカッコイイじゃないですか~~~!!!
 
ソロモンさんとも初対面で感慨深いですね。
死を知り知性を持ちながら、それを克服することも、それを受け容れることも出来なかった人類。
どうして結末を理解したのに、死を良しとするのか?
 
なんだかOPテーマからもひしひし感じる大きな命題が見えた気がして、もうワクワクしますね!
 
AP消費半減キャンペーンもあるので、このまま行けるところまでつっぱしるぞ~~~!

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